2011年10月29日土曜日

北日本宣教会議 於 北海教区 しんしのつ温泉

10月25~26日 北海教区のしんしのつ温泉に北海教区・東北教区・奥羽教区の代表が集まりました 。今回は震災による津波被害と東京電力の福島第一原子力発電所事故による放射性物質被害の状況と対応について報告がありました。互いに支えあって復興支援を続けることがゆるされています。健康が支えられますよう祈ります。


   奥羽教区の被災教会とその救援について報告する村上義治書記

   報告する松浦裕介社会委員長

ホットカーペット配布2

ホットカーペットは宮古教会と新生釜石教会と大船渡教会の配慮により仮設住宅へと配布しました。すでに大船渡教会による横田中仮設住宅での配布については報告しています。
宮古教会には村上義治書記が奥羽教区事務所から搬入しました。特に赤浜地区の仮設での配布のため兵庫教区からの支援がさらに加えられて地域の電気屋さんで準備することになりました。
 新生釜石教会にも村上書記が教会に搬入しました。
 また大槌町の仮設住宅にも搬入しました。全国の教会の祈りが冬に向かう三陸海岸の地域に届き続けています。奥羽教区のみでは決して実現できるものではなく、多くの祈りを共に担うことがゆるされています。ご協力に感謝いたします。

  
    宮古教会に搬入されたホットカーペット 玄関いっぱいになりました。

   新生釜石教会に搬入されました。

2011年10月22日土曜日

ホットカーペットの配布

9月26~27日全国財務委員長・教区総会議長会のとき、奥羽教区では、冬に向けて仮設住宅に入居されている方々への配慮の一つとして、ホットカーペットを配布することを計画し、各教区に対しても協力を要請しました。各地からのご協力によりすでに10月15日から22日までに宮古教会、新生釜石教会、大船渡教会を通して仮設で生活されている方々へ配布しました。ホットカーペットの配布は一応終了といたします。(なお今後届くものについても様子を見ながら配布いたします) このような働きは多くの祈りが集められてできるものです。そしてこの働きは地方自治体への一つのメッセージになりました。
 このたびの配布に対して大阪教区は向井希夫教区総会議長はじめ三役がお出でになりました。大船渡教会を通して配布する陸前高田の横田中仮設住宅で村谷正人牧師と共に配布してくださいました。(実に人使いの荒い奥羽教区総会議長という声が聞こえそうです) この仮設には大船渡教会の会員もおられますから、大いに励まされたことでしょう。

   奥羽キリスト教センターに集ったホットカーペット 奥羽教区事務所の職員により管理され、村上義治書記 松浦裕介主事は車で届けました。




  何度も会っていながら、初めて名刺交換しました。(20日午前8時30分)

  大阪教区三役への状況説明


左より 山田謙書記  向井希夫議長  小笠原純副議長



  陸前高田市に向かう途中で千厩教会に立ち寄っていただきました。





  お世話役の地区長さんがハンドマイクで呼びかけてくださいました。




  一人ひとりを確認しながら配布を開始








   長蛇の列 大阪教区三役は一人ひとりに手渡しつつ声をかけられました。




   集会所前にこられなかった方々には一輪車を利用して各戸をまわりました。






   お世話役と大船渡教会員と村谷牧師と大阪教区三役 



  本当にお疲れ様でした ありがとうございます。

岩手地区会 報告と祈り 10月16日

大地震から7ヶ月 岩手地区会では教会の報告と祈りの課題が共有され、数名ずつ集って祈りをあわせました。被災教会ではどうしても都合悪く、宮古教会、千厩教会三河豊教師が出席できませんでした。宮古教会については、村上義治教師よりホットカーペットが届けられ、YMCAの協力により配布されたこと、また津波のため海水に浸かった信徒の家の壁からは塩が噴き出している様子の写真が見せられました。


  大船渡教会の信徒と村谷正人牧師


   新生釜石教会の柳谷雄介牧師 


   教会の課題について互いに祈りをあわせました。

2011年10月15日土曜日

奥羽教区社会問題セミナー

教区総会で可決した福島第一原発事故についての検証を課題として、社会問題セミナーが開催されました。放射性物質の影響についての公開講演会としましたので多くの方が集まりました。事故により放出された放射性物質による汚染は、講師が以前からずっと警鐘を鳴らしていたもので、脱原発へと進むこと意外に道のないことがかたられました。

   奥羽キリスト教センターチャペルでの講演会   

  講師  精力的に2回にわたり語られました。

宮古教会の様子

  幼稚園は次年度の入園の準備をしています。ボランティア活動は要望にこたえて継続されています。奥羽教区で準備したホットカーペットは仮設で生活されている被災者に届くよう手配されています。
 教会でもボランティアの食事つくりが教会員や奉仕者によって準備されています。

   田老地区での活動をするYMCAボランティア

   準備中の案内


   準備された入園案内ポスター


  教会と幼稚園について語る

新生釜石教会の様子


   教会には被災された方が留守番でした。奥羽教区で準備しているホットカーペットをいよいよ届けます。なの教会は床のあと寒さに向けて壁の応急処置をする予定です。ただ、なかなか工事に入ることができません。順番待ちです。




   カトリック釜石教会との協力も続けられています。



  釜石近辺でも黄葉ははじまっています。

大船渡教会の様子

仮設住宅に入っておられる信徒の方々の様子や10月、11月の予定について報告。
 高校生へのメッセージなど、主が用いられることに向けて一歩をふみだそうとしています。
 今後もボランティアとしてこられる予定者もあり、共に歩もうとしています。
 まず冬に向けてホットカーペットを準備しています。近々仮設へと出かける予定です。


   各地の教会や教会学校による励ましの寄せ書きが届いています。


  リアス式海岸はすでに黄葉が始まっています。

2011年10月6日木曜日

東京教区北支区「被災教会と交わりをする旅」2

東京教区北支区による「奥羽教区の被災教会を訪問し共に賛美し祈る旅2」が実施されました。山本裕司北支区長初め総勢17名がお出でになりました。10月3日盛岡駅にでむかえ、小職は奥羽教区事務所での教務のため、この日訪問された宮古教会や関係施設には同行できませんでしたが、その後は同行しました。4日新生釜石教会、大船渡教会、陸前高田をまわって千厩教会、宿への途中江刺教会にも立ち寄っていただき、5日は土沢教会での礼拝とわかち合いのときをもつことができました。 被災地の教会の課題を共に担ってくださることに感謝するばかりです。特に三陸沿岸地域の津波被災教会の経常支援を実施してくださっている北支区の方々にとって、現状を受けとめた下さったことに感謝です。
 何しろ教会と教会との距離は遠く、なかなか時間通りには進まず、各教会でお待ちいただくことがあり、また時間の制約のある中で交わりでした。 なお不手際や不都合などがあったかもしれませんが共にご容赦願いたいものです。

   3日 盛岡駅に到着  レンタカーの手配前


  4日新生釜石教会    何度もお出でになった大久保教師は新鮮な果物があることに感動。当初のボランティア活動のときはカップめんなどだったという報告。



    大船渡教会では 教会の様子のあと 特にケセン語訳聖書の出版された熊谷さんの報告を聞き 共に賛美しました。






     千厩教会で 三河豊・栁沼赦羊子牧師から報告を聞く






   江刺教会に立ち寄り






    土沢教会で 礼拝をささげた



    小林岩手地区長と神保副北支区

2011年10月1日土曜日

宮古教会の様子

  全国のYMCAは祈りのうちに宮古ボランティアセンターを加えておられます。もちろん教会を拠点とした盛岡YMCAの働きです。みんなで一緒に支え合うということが実践されています。 森分和基牧師は韓国から帰って直ぐに幼稚園の運動会 そして今日は、理事会のため盛岡に出かけられる少し前にお会いできました。忙しさの中でも、教会の礼拝 祈祷会と支えられて行われています。
 また応急処置は、忙しい大工さん(工事業者)しだいです。すでにお願いをしています・
 教会員や被災された方もできる限りの働きを継続しています。

    椅子に座って準備中

   鼻歌交じり ~に~げた・・・・・・・・・なかなかの声です。上手いです。



   どう切るかと検討しています。    とうがん


    出かける前の森分和基牧師


  盛岡YMCAのメンバー


   大阪から訪問


   大阪と横浜から励ましと状況視察されるYMCAのメンバー



  この写真は全部ではありません。働いた方々の顔写真 いろいろです。

新生釜石教会と近くの様子

 新生釜石教会は教会としての一つの決断をしています。ずっと続けてきた赤テントでの働きをこのたび、しばらくは休みとしました。 もちろんそこには教会としての日常の歩みを考えられたことです。そのため、祈祷会も水曜日午前中行われています。教会員が集り、牧師が出かけておられる中でも聖書を読み共に祈りをささげる業が確かに続けられています。結婚式や葬式もこの被災した礼拝堂を用いて行われました。今、あらためて牧師館の床下のヘドロをかきとっています。このために何度となくクラッシュジャパンの方々がボランティアを派遣しています。教会の前の道路も配管の埋設を再度行っています。いずれも冬に向けての準備です。自治体はこれといった方向を出せないため、教会の近くでも家屋の撤去や修繕をはじめています。


  祈祷会前   今 床を張り戻しました。これから壁の応急処置

  赤テントの休みのチラシ   


   ゴーヤのグリーンカーテン



   牧師館の床下のヘドロだし作業


   集められたヘドロ


    道路の埋設配管工事


  クラッシャーを使って取り壊した家の残骸

   港には未だに大型船が乗り上げています


   防潮堤が壊れ倒れています