2012年6月30日土曜日

第13回教団救援対策本部会議

 6月29日第13回教団救援対策本部会議が開催されました。被災教区の被害総額の大枠が出されここの申請が今後、各教区常置委員会で検討のうえ提出されることになります。
奥羽教区では大韓イエス教長老会からの支援献金が、本部会議で確認され、教区会計へと送金されることになりました。時間はかかりましたが、大韓イエス教長老会の方々の篤い祈りを改めで感じることができました。また、「ハートフル遠野UCCJ」の専従者について正式に推薦依頼がありました。奥羽教区常置委員会として対応することになります。 
前北未央主事が7月退任されることが報告されました。
東北教区の被災額について高橋和人東北教区議長 
挨拶と共に話しておきたいことを話す前北未央主事  本当にご苦労さまでした。


奥羽教区新任教師オリエンテーション

6月25日 奥羽教区新任教師オリエンテーションを奥羽教区事務所にて開催しました。4月以降着任された大澤求教師(青森松原教会) 安藤昭良教師(秋南教会)おいでになりました。
奥羽教区の歩み 歴史  教区宣教  奥羽教区事務所の扱い事項・事務関係 法手続きや教区機構 財務関係などについて 説明されました。

 主事が説明中  何でも奥羽教区事務所に聞いてください。 何かあれば奥羽教区事務所に連絡してください。

第4回教団年金局理事会

第37総会期第4回教団年金局理事会が6月21~22日、事業報告決算を承認しました。 年金に関しては。社会問題となる状況が巷にはありますが、教団年金局は理事長はじめ資金運用は、慎重に慎重を重ねて、検討協議の上、運用しています。謝恩日献金については、教団の全教会の意識の問題です。祈りの内に隠退されている教師方を覚えて献げていきましょう。教団全教会の祈りがあれば謝恩日献金目標額11000万円は達成できるのです。祈って献げていきましょう。

秋南教会 牧師就任式 祝会


秋南教会安藤昭良牧師就任式が6月17日 飯田敏勝常置委員の司式により挙行されました。
就任式後 地区の方々と共に、またお祝いに駆けつけた方々と共に一緒に、祝会が行われました。安藤昭良牧師の就任の挨拶。広い伝道圏は歴代牧師の足跡です。

2012年6月25日月曜日

福井県知事への要請文


奥羽教区では、6月13日付けで西川一誠福井県知事に宛てて、関西電力大飯原子力発電所再稼働中止を求める要請文を送付いたしました。ここに全文を掲載いたします。


2012年6月13日
福井県知事 西川一誠様
日本基督教団奥羽教区
総会議長 邑原 宗男

関西電力大飯原子力発電所再稼働についての要請

 東京電力福島第一原子力発電所事故より1年と3ヶ月、また昨月5日に北海道電力泊原子力発電所3号機定期検査に伴う運転停止により、日本中すべての原子炉が停止して1ヶ月が経過いたしました。今、日本中で「原発再稼働」の問題についての議論が湧き起こっている中、6月8日野田佳彦内閣総理大臣による記者会見において「大飯3号機4号機について再稼働すべきとのことが私の判断だ」との発言がなされました。そして昨日貴殿が関西電力大飯原子力発電所を視察され、「一定の安全性」が確保されているとの認識のもとに、再稼働を認めたとも受けとめられる発言をなされました。福島第一原子力発電所事故による放射能影響に少なからずさらされ、六ヶ所村の核燃料サイクル施設の課題を有する奥羽の地に生きるものとして、大きな痛みをもってその発言を聞くものであります。
 現在も私たちの住む地を含め、各地において国の定める基準値を超える放射性物質が検出され、農作物などの出荷停止が起こっています。また、見えない放射能の恐怖のもと生きざるを得ない方々、愛する場所を離れ生活しておられる方々、これまでの生活、関係・絆が分断され本来負う必要のない困難を強いられている方々がおられる現実を私たちは覚えるものです。貴殿は「安全性の確保」を認めておられますが、福島の地においても長きにわたって「安全」と叫ばれてきました。「絶対安全」と言われ続けてきた声、「安全神話」は昨年3月11日をもって崩壊したではありませんか。福井県の皆様をはじめすべての国民が放射能被害の危険から守られるためには、「安全を確保しての再稼働」ではなく、再稼働させない道を選び取る他ありません。
 今、日本中すべての原子炉が停止しております。この時を原子力によらない国作りの初めとしてくださることを願います。再稼働ありきではなく、再稼働しなくとも地域経済を発展させていく道、安心して県民・国民が生きることの出来る手段を模索していただき、共にこの困難を乗り越えるべく呼びかけていただきたい。私たちは、神が「極めて良い」とお語りになったいのちに生かされ、その保全を委ねられた者として、再稼働に向けた動きを速やかに停止すべく関係各位とご協議くださいますよう強く要請いたします。

2012年6月11日月曜日

関西電力大飯原子力発電所再稼働についての抗議と要請

奥羽教区では6月11日、以下の抗議・要請文を内閣総理大臣ならびに経済産業大臣あてに送付いたしました。ここに全文を掲載いたします。


2012年6月11日
内閣総理大臣 野田 佳彦様
経済産業大臣 枝野 幸男様
日本基督教団奥羽教区
総会議長 邑原 宗男

関西電力大飯原子力発電所再稼働についての抗議と要請

 東京電力福島第一原子力発電所事故より1年と3ヶ月が経過しようとしております。また昨月5日に北海道電力泊原子力発電所3号機定期検査に伴う運転停止により、日本中すべての原子炉が停止して1ヶ月が経過しようとしております。今、日本中で「原発再稼働」の問題についての議論が湧き起こっている中、6月8日野田佳彦内閣総理大臣による記者会見において「大飯3号機4号機について再稼働すべきとのことが私の判断だ」との発言がなされました。この発言の根底に「再稼働ありき」の姿勢を見るものであり、強く抗議いたします。
 東日本大震災後、多くの専門家が、度重なる余震の中福島第一原子力発電所4号機が今後重大な事故に発展する危険性を有していることを指摘し、またもしそのようなことが起きた場合もはや取り返しの付かない深刻な被害がもたらされると訴え続けておられます。そのような中、去る5月26日4号機の建屋が報道陣に公開されました。それにより私たちに明らかにされたのは、多くの専門家が指摘する通り、「収束」とは程遠い状況でありました。
 現在も私たちの住む地を含め、各地において国の定める基準値を超える放射性物質が検出され、農作物などの出荷停止が起こっています。また、見えない放射能の恐怖のもと生きざるを得ない方々、愛する場所を離れ生活しておられる方々、これまでの生活、関係・絆が分断され本来負う必要のない困難を強いられている方々がおられる現実を私たちは覚えるものです。総理大臣は「国民の生活を守るために再稼働を」と語られましたが、この言葉は原発事故の被害を様々な形で受けておられる方々を愚弄するものに他なりません。国民の生活とは経済的価値観によるものだけでなく、安全が守られて初めて成り立つものであります。「絶対安全」と言われ続けてきた声、「安全神話」は昨年3月11日をもって崩壊したではありませんか。今放射能の深刻な影響のもとにさらされている人々を前に、どうして「国民の生活を守るために再稼働」と言えるのでしょうか。
 今、日本中すべての原子炉が停止しております。この時を原子力によらない国作りの初めとしてくださることを願います。再稼働ありきではなく、再稼働しなくとも国民が生きることの出来る手段を模索していただき、共にこの困難を乗り越えるべく呼びかけていただきたい。私たちは、神が「極めて良い」とお語りになったいのちに生かされ、その保全を委ねられた者として、再稼働に向けた動きを速やかに停止すべく関係各位とご協議くださいますよう強く要請いたします。

2012年6月4日月曜日

第12回教団救援対策本部会議

 5月31日第12回教団救援対策本部会議が開催されました。被災地の課題は大きすぎます。教会の再建にしても、教団からの支援 援助金は感謝です。しかし、貸付を受けても少数で高齢な会員は返済を考えると、すぐに次へと踏み出せません。4000万円の希望額ですと、50%、すなわち2000万円は返済金です。20年の借り入れで利息なしでも、毎年100万円の返済のためには、8名や11名の会員ではとても担えません。これが奥羽教区の被災教会の現状です。そうなると教区として支援を継続する計画を立てていかなければなりません。このためには多くの協力を得なければ担えるものではありません。悩んでいます。
大韓イエス教長老会からの献金(奥羽教区指定)が教団に届けられていることを確認することができました。
食品残留放射線量測定器について、やっと申請書の交付(本日6月4日奥羽教区事務所で確認しました)を受けました。奥羽教区で申請します。設置場所は「日詰教会」とその関係施設「認定こども園ひかりの子」とします。地域の方々への奉仕として、この働きを担う井上智牧師の働きがさせられるよう祈ります。


宮古では

宮古教会は床の張替えが終わり、少し落ち着きました。でも礼拝堂の脇部屋にあった書籍(津波の被害があります)が、礼拝堂に並んでいます。教会を拠点としていた盛岡YMCAは5月30日、教会の隣接地を借りてプレハブハウスを建てました。ますます活動に力が入ります。
地域全体ではまだまだ動きが始まったばかりです
    YMCAの炊き出し   富士焼きそば
            トン汁
    教会牧師館
    津波に被災した書籍  脇部屋から出しています
 教会の隣で盛岡YMCAは拠点確保の準備をしています ここに建てます。
次々と運ばれて重ねられるプレハブハウス

釜石では

 被災以降遅れていた教会報を準備していますという柳谷雄介牧師、教会からの情報発信がいよいよ始まります。町の様子もそれぞれ対応が違っています。修復しはじめたもの、新築始めたもの 取り壊すものさまざまです。新生釜石教会ではいくつかの案が検討されています。祈ってください。

鈴子のバラ 津波でフェンスごと引きちぎられ、ここまで回復しました。もうすぐ咲きます。  

   修復工事のビル
市内には自転車によるタクシーが走っています。

大船渡では


 震災後 最初の受洗者が3月に与えられ、4月には教会員の結婚式を行い、5月には教会創立記念礼拝でした。実に50年間主イエス・キリストの恵みが注がれてきました。この教会は教団総会の決議による方式伝道のひとつである東北地方特別開拓伝道により伝道所が開設されました。教会員と歴代牧師の祈りが、今、被災地にあっても、主の栄光を表しています。このたびの記念礼拝は、村谷正人牧師の母教会、弘前西教会の石川敞一牧師をお迎えしてもたれました。弘前西教会は震災以降継続して牧師を派遣し続けておられます。50周年でしたがこの状況から地区内や教区内の教会に祝会の案内はできませんでした。各々の教会は祝福を祈りました。

                 大船渡教会創立50周年記念礼拝 
                    仮設店舗では 
   津波の後 1年が過ぎ、はっきりと塩が噴出した田んぼ 
    大型テントを設置しました (陸前高田)
  被災地はどこでも現地で瓦礫処理に徹しています。
  でも何年もかかってしまう山(瓦礫)
 5月はじめの天候異変で大雨が降りました。
  やっと直った道路がまた流されています。
           小学校の校庭にある仮設住宅
    連絡事項は掲示板にもあります。(仮設住宅団地)

千厩では

会堂建築への準備を設計士とすすめています。 今後は建築業者を決定しなければなりません。教会では丁寧に話し合い準備しています。特に教会員は少数ですから、資金繰りには苦慮しています。資金が潤沢にあるのではありませんから。祈ってください。近くの山は徐々に緑が深くなっています。季節は初夏真っ盛りです。

準備状況が克明に記されています。